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ありがとうございました!そしてこれから。 [ブログ]

こんにちは!!学指揮Mです。

さて、一昨日の7/16(月・祝)に、芸工オケの新しい執行部(10-11代執行部)が発足しました。
一年間学生指揮者として芸工オケに関わることができ、本当に幸せでした(^^♪
ありがとうございました!

なお、ぼくはこれからもう一年続投する形になります。
学生指揮者&コンサートマスターも新しいメンバーでスタートしました!

それに伴いまして、一つお知らせがあります。
今年度の方針で、学生指揮者(とコンサートマスター)も芸工オケ執行部の運営するブログに参加することとなりました。

ブログ<芸工オケの愉快な日常>
URL:http://blog.livedoor.jp/geiko_oke/

そのため、このブログはそちらに統合される形となります。
今までこのブログを読んでくださった皆さま、ありがとうございました!
これからは、こちらのブロクの方をよろしくお願いします_(._.)_

そして、これからも芸工オケをよろしくお願いいたします!!
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月間学指揮6月号 [月刊学指揮オンライン]

月間学指揮5月号は、機関紙「野原の薔薇」5月号休刊につき、お休みさせていただきました。
お詫び申し上げます。

さて、週明け月曜日発刊予定の月間学指揮6月号ですが、先にオンラインで公開しちゃいます!
どうぞお読み下さい!

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月間学指揮6月号
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 こんにちは、学指揮です。さて、いよいよ定期演奏会まで残り10日余りとなりました。今回は残り約10日間の練習と、直前指揮者トレーニング、本番当日(G.P.〜本番)のことについてです。
 まず、残り約10日間の練習についてです。「本番まであと10日しかない!」と思うと、かなり切羽詰まったように感じられるかもしれません。しかし、ここで変に焦る必要はありません。ここからの練習では、何か特別に新しいことを始める必要はなく、これまで約半年間(!)の練習でやってきたことの延長線上で練習を進めていけば十分です。これまでの練習でまだ十分に成果が現れていない部分、これまで次のステップに進めなられかったがもう進められる部分などを、各自・各パートで、冷静に判断しながら練習をしていって下さい。それでも、ここから何をしていけばよいか分からない人は、今まで合奏や各種トレで取り上げられた箇所を中心に、ゆっくりなテンポからリズム、音程、音色のチェックをしてみて下さい。
 次に、直トレ~G.P.~本番という流れの中で気をつけてほしいことを書きたいと思います。直トレでは、エキストラの方を含めてかなりの人が揃いますので、バランスを取ったり、方向性を揃えたたりといったことを詰めていく場になります。さらに、初めてハープも入った状態で合奏をするので、(直トレ当日に戸惑わないように!!)禿山・シベリウスでハープがどこでどのような動きをするのかスコアを見たり音源を聴いたりして改めて確認しておきましょう。そして、G.P.では、ついにアクロスのホールで合奏をすることになります。会場での響きや距離感に慣れたり、最終的なバランスの調整・流れの確認に重きが置かれる場なので、そういうことに集中して取り組めるように直トレまでに出来るだけやるべきことはこなしておきましょう。また、あくまで本番に向けての練習なので、体力配分やリードの調整などは各自気をつけた上で(ただし、最大限の集中力をもって)臨んで下さい。
 それでは、残りの練習を精一杯やって、本番を楽しいステージに出来るようにしましょう!
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4/2 シベ1(4mov) [定期演奏会]

久しぶりに練習についての更新です。
昨日の4楽章の合奏は、明日に控えた九大入学式の祝賀演奏練習で欠席者も多かったので、昨日取り上げられたポイントを。

(冒頭の弦楽器のニュアンスについては、人が揃っているときにまた今度。)

8小節目にrit.がかかって9小節目からin 2になるということで、in 2の指揮を見てしっかりと9小節目最後の四分音符がテンポに乗っかって入れるように、テンポを感じましょう。

46小節目から50小節目(Allegro molto)までの流れは、合奏でないと掴みにくいのですが、関係者は、揃った状態で自然にString.がかけられるようにしましょう。やはり意識するのは拍頭。

Allegro moltoに入りのCl.とFg.は、直前の弦楽器の16分音符のスピード感を受け継いでスピード感のある音色で。

そしてAllegro molto〜Fまででシンコペーションで入ったりするテーマは正確にということがもう全てなのですが、メトロノームを使ったり人に聞いてもらったりパート単位で練習したりと、何かしらの方法を使って自分のクセを見つけて逐一直していくようにしましょう。その上で、合奏の中で周りと合うかというところにも気を使っていきましょう。

傾向としては、
・八分音符5個連続が急いでしまう→しっかり間を取る。特に、小節が変わった1拍目をきちんととる。
・四分休符が短い→しっかり間を取る。つっこまない。
全体的に、「いちっにっ」の合わせどころで冷静になって合わせていけば大丈夫と思われます。

148小節目から四分音符だけの人は、そのあとのFg.とVc./Cb.やTimp.のフレーズまでがフレーズだと思って、四分音符を投げ捨てないようにしましょう。

(Andante assaiはまた人が集まっているときに。)

さて、KからSまでについて。
完全なるリズムトレーニングです。昨日はここを重点的にやりました。
前半のAllegro molto〜Fまでと基本的には注意事項は同じなのですが、こちらは更にこのような傾向にあります。
・弦楽器の16分音符とそれ以外のテーマの弾き分けがうまくいかない→16分音符はそつなく、ひそやかにppで。テーマはテーマに聞こえるように。
・テーマを演奏する人は、このセクションの最初のほうで何度も出現する人はだんだん修正されていったり、単純に練習回数が多いので安定しているが、後のほうで少しだけ出現する人は失敗傾向にある。→後ろのほうで出てくる人は、最初のほうから聞きながらイメトレして、自分の出番で成功出来るように。
また、弦楽器の16分音符の連続するところの練習方法として、拍の頭にアクセントを付けて複数人で練習して、テンポを共有しやすくするというのをやりました。パート練習などで是非。

Oからについては、
Vl.の方々。268小節目の四分音符のタイミング、八分音符のタイミングは難しいのでしっかり取れるようにして下さい。また、所々出てくるfzはしっかり頭を強くして下さい。そこが弱いと締まりません。
286小節目のVn./Vla.の16分音符は重要です。fからcresc.ですが、全ての音が聞こえるように。
まずはこの小節だけで出来るかどうか、そして更に、直前のPizz.からすぐに移行できるかどうか。
順を追って練習して下さい。
少なくともこの16分音符(スラー)が、287小節目以降よりも大きく聞こえるように。

297小節目のホルンのニュアンスが、同じフレーズの他の楽器と違うことが発見されました。最後の4分音符はちょっと抜き目で。

細かいことは他にもいろいろあったと思いますが、全体的な傾向としてはこのような感じでした。

4mov.はとにかく、まだ弾けていない、という箇所が多すぎます。
弾けるようになってからのいろいろ、にまだ手をほとんど出せていない状態です。
まずは落ち着いて弾けるように練習しましょう!
反復練習!めげずに!

頑張っていきましょう!
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月刊学指揮4月号 [月刊学指揮オンライン]

本当は3月23日(金)発刊予定の月刊学指揮4月号ですが、指揮トレに向けての話ということで、少し早めにオンラインで公開いたします!ぜひお読み下さい!

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月刊学指揮4月号
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 こんにちは、学指揮です。第1回指揮トレまであとわずか!ということで、今回は指揮トレに向けて意識したいこと、改めて確認しておきたいことなどを共通理解しようと思います。
 まず、音楽用語についてです。楽譜に書いてある用語の意味を知っているということは、音符が読めるということくらいに大切なことです。ですから、分からない用語は各自調べて、しっかりと意味を理解し、更に演奏に反映させられるようにしましょう。指揮トレでは、楽譜に書いてあることよりも楽譜に書いてない部分について先生からいろいろなことを教えていただきたいですし、先生もそうされたいでしょうから、演奏者として最低限、出来ることはやっておきましょう。
 次に、曲の理解についてです。先日MLでも連絡が回りましたが、尾崎先生から、曲の理解(作曲者の理解)のためにぜひ聞いておいてほしい曲が示されました。ムソルグスキー、ボロディン、シベリウスの曲を理解するために、それぞれ特徴的な(言わば)代表曲を挙げられています。今回取り組んでいる曲に、その作曲者の意図がどこにどのように書かれているかを理解するための一助として、ぜひ、指揮トレまでに曲を聞いておきましょう。また、今取り組んでいる曲に関しても、色々な音源を聴いたりスコアを眺めたりして、できるだけ曲を覚える(把握する)ようにしましょう。指揮トレではもちろん自分のパート以外のパートへの注意だったり、曲全体のことについての話もあるでしょうから、そういった話をスムーズに理解するためにもできるだけ曲を把握しておきましょう。
 最後に、指揮トレ当日のことについてです。指揮トレには、本番振っていただく尾崎先生に来ていただいてトレーニングしていただくという本旨はもちろんですが、他の役割もあります。エキストラの方々をお招きしての練習になるため、普段の練習よりも本番の編成に近くなります。本番までにこのような機会は少ないので、バランスの取り方、ザッツのやり取りなど、普段の練習では出来ないようなところまで気を配りましょう。合奏では、いろいろなことを最大限に吸収するために、最大限の集中力をもって臨みましょう。演奏中に指揮者から指示があることもあるでしょうから、演奏しているときもしていないときも、自分の譜面だけをガン見することなく、余裕をもって指揮者や周りの奏者を見渡せるようにしましょう。
 それでは、第1回指揮者トレーニング、頑張っていきましょう!!
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音楽用語解説(ムソルグスキー,ボロディン編) [定期演奏会]

こんにちは!!学指揮Mです。

シベリウス編に引き続き、音楽用語のムソルグスキーとボロディン編です!


ムソルグスキー 禿山の一夜

●Allegro feroce
Allegroはみなさんご存知の通り。
feroce(フェローチェ)は「荒々しい、野生的に激しい」という意味。
イタリア語で、「残酷で無情な、非人間的な、とても強く荒々しく暴力的な」という意味の言葉だそうです。
英語では、ferociousやcruelに当たります。

●Poco piu sostenuto
pocoもpiuもsostenutoもシベリウス編をご参照ください!
「少しそれまでよりも音の長さを保って、テンポを少し抑え気味に」くらいの意味になります。

●accel. e agitato
これは楽譜には無いですが、以前お知らせしたように先生から指定されているものです。
accel.はaccelerandoの略で、「だんだん速く」の意。
全体としては、「だんだん速く、そして激しく」という意味になりますね!

●poco a poco piu animato
「少しずつより生き生きと速く」、つまり、だんだん速くなります。

●Animato assai
「十分に生き生きと速く」

●Piu sostenuto
「それまでよりも音の長さを保って、テンポを抑え気味に」

●Sostenuto Pesante
「音の長さを保って、そして重々しく」くらいの意味でしょう。
相当どっしり演奏しなければいけませんね!!

●Poco meno mosso
「それまでよりも少し遅く」

●smorz./perd.
smorz.はsmorzando(ズモルツァンド)の略で、「だんだん消えるように、だんだん弱くしながら遅く」という意味です。
perd.はperdendo(ペルデンド)の略で、「だんだん弱くしながら遅く」という意味です。
どちらも、rit.+dim.というイメージですね。

(禿山おわり)


ボロディン 交響曲第3番

●Moderato assai
Moderato(モデラーと)は「中くらいの速さで」という意味ですね。
MOderato assaiとなると、(おそらく)Moderatoよりはゆっくりのテンポを指すみたいです。

●poco string.
string.はstringendo(ストリンジェンド)の略で、「次第に速く、急いで」の意。

●Poco piu mosso
「少しそれまでよりも速く」

●Meno mosso
「それまでよりも遅く」

●Animato
「生き生きと速く」

●Poco allarg.
allarg.はallargandoの略です(シベリウス編もご参照ください)。

●Sostenuto e tranquillo
「音の長さを保って、そして穏やかに」

●Vivo
「生き生きと速く」

●Sostenuto e pesante
「音の長さを保って、そして重々しく」

●Moderato
「中くらいの速さで」

●poco animato
「少し生き生きと速く」の意。ここから少しテンポが上がります。


以上です!

前プロの2曲はシベリウスに比べると出てくる音楽用語は少ないですが、意味を理解するだけでなく、どういう音で演奏するのかということをしっかりイメージしてみてください!

ではでは、頑張って行きましょう(^^♪
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音楽用語解説(シベリウス編) [定期演奏会]

こんにちは!学指揮Sです。

音楽用語についてです。
楽譜に書いてある分からない用語は、自分で調べるのが一番!です。
ネット上には便利なサイトもあったりします。
例えばこちら
音楽用語wiki
http://www.ongaku-yougowiki.com/
ほとんどの用語が載っています。

さて、各自で調べてほしい、のですが、どうしても時間がなかったりする人もいると思うので

学指揮からも一覧という形で、音楽用語の意味を書いていこうと思います。
せっかくなので、ただの一覧ではなく、ほんの少し、僕が分かる範囲で解説「的な」ものも付けちゃいます!おまけ!

当然ですが、2回め以降に出てきたのものは書いていません。はい。

○プチ解説 発音について
イタリア語は基本的にローマ字読みでOKです。
僕もちゃんと習ったわけではないのですが、ほとんどの語は後ろから数えて2音節目にアクセントがあって、イタリア語のアクセントは強くというよりも伸ばすように発音する・・と聞いたことがあります。確かにだいたいそんなような!
誰か正確な情報教えて下さい。。


では早速・・・。

(ちなみに書いている順番ですが、僕が楽譜を最初から順に見ながら書いているので、意味的にはまちまちです。ごめんなさい。)


●Andante, ma non troppo【1楽章冒頭】
Andanteはご存知の通り、「ゆっくり歩くような早さで」
maは「しかし」(英語のbut)
non「〜でなく」(英語のnot)
troppo「あまりに〜」(英語のtoo)
つまり、合わせると、「ゆっくり歩くような早さで、でもゆっくりしすぎないで」ということです。

●morendo
morendo(モレンド)は、morire(英語のdie)の動名詞にあたり、音楽用語としては、dim.とrit.を合わせた意味で、「消えるように」などと訳されています。
学内演奏会のときに死の舞踏で話題になった「メメント・モリ(死を記憶せよ)」の「モリ」と語源はおそらく一緒ですね。こちらはラテン語ですが。

●Allegro energico
Allegro(アッレグロ)はご存知の通り、「快活に速く」
energico(エネルジーコ)は想像通り、「力強く」

●poco/poco a poco/pochissimo
poco(ポーコ)は、「少し」(英語のlittle)
poco a poco(ポーコ・ア・ポーコ)は「少しずつ」(英語のlittle by little)
pochissimo(ポチッシモ)は、「ほんの少し」
〜issimoは、「とても〜」の意味。fortissimoなども同様ですね。
例)1楽章222小節目Un pochissimo più Allegro「今までよりもほんの少し速く」

●più/meno
piùとmenoは、比較級表現。
piùは、「今までよりも更に〜」(英語のmore)
menoは、「今までよりも更に〜でない」(英語のless)
シベリウスに出てくるなかから例を。
più forte「今までよりも更に大きく」
meno forte「今までよりも大きくなく」=「今までより更に小さく」
Un poco meno andante「少し、今までよりも遅くなく」=「今までより少し速く」
poco a poco meno piano「少しずつ、今までよりも小さくなく」=「少しずつ今までよりも大きくしていく」
menoは独特な表現なので注意しましょう!

●marcato
書くまでもないかもしれませんが確認。
「各音をはっきりと」「アクセントを付けて」「強調して」
僕はいつも「ひとつひとつの音をはっきりと強調して」と言っています。

●Pesante
英語のheavyに当たります。
意味は、「重々しく」「重厚に」

●Animato
「生き生きと速く、元気に速く」
意味だけで言えば速くなります。
見た通り、英語の「Animal」と語源は一緒。そういう感じです。

●piano ma marcato【1楽章E】
今までの応用です。
「小さいが、しかしひとつひとつの音をはっきりと強調して」

●Tranquillo
シベリウスでよく出てきますね。トランクイッロと読みます。
意味は、「穏やかに」「心安らかに」
英語のquietに当たるそうです。そういう感じ。

●ritardando/ritenuto/tenuto/sostenuto
ここら辺を整理しましょう。
ritardandoは、よくrit.と略されていますね。もちろん「だんだん遅く」
ritenutoは、たまにriten.と略されていますね。意味は「そこから直ちに遅く」
tenutoは、記号で書かれていたりten.と書かれていたりもしますね。意味は「音の長さを十分に保って」
sostenutoは、sost.もしくはsosten.と略されていたりもしますね。意味は「各音符の長さを十分に保って、テンポを少し押え気味に」つまり、tenutoの結果としてテンポが落ちてしまうのも有り、くらいの意味です。じっくりじっくりやるやつです。

●stretto
strettoは、「だんだん速く」「緊張感を高めて」
よく出てきますね。
1楽章143小節目のpoco a poco più stretto e crescendoは、「少しずつ、今までよりも速くかつ大きくしていく」ということになります。
※eは、英語のandに当たります。

●stringendo
stringendoは、「だんだん速く」「だんだんせきこんで」といった意味です。

●molto
至る所にmolto(モルト)が出てきます。「とても」「きわめて」

●espressivo/cantabile
espressivo(エスプレッスィーヴォ)はよくespress.などと略されていますね。意味は、「表情豊かに」「感情をこめて」英語のespressive。
cantabile(カンタービレ)は、「歌うように」。カンタータやカンツォーネなどが同語源だと思えばそのような感じ。ちなみにアクセントは後ろから2音節め規則の例外ですね。

●largamente
largamente(ラルガメンテ)は、「よりゆったりと遅く」
英語のwidelyにあたるので幅広い感じをイメージしてもらえればよいのですが、この語はときにテンポをも影響させるようです。
例)1楽章269小節目メロディー largamente ed energico「よりゆったりと遅く、そして力強く」

●Piacere(1楽章283小節目)
piacere(ピアチェーレ)は、喜びや楽しみを表す言葉です。英語のpleasureなどを思っていただければ。

●possibile
英語のpossibleと一緒ですね。可能な限りアレコレしちゃって下さい。

●tutta forza(1楽章333小節目)
tuttaは「全ての」(英語のfull)
forzaは「力」(英語のforce)
すなわちtutta forzaで「全力で」

●allargando
allargando(アッラルガンド)は、rit.とcresc.を合わせた意味で、そのまんまですが「だんだん遅くしながらだんだん強く」
調べてみるとwidening(拡大)を表す言葉のようです。

●dolce
dolce(ドルチェ)は、「やさしく」「柔らかに」「甘く」
英語のsweetだそうです。

●Andante (ma non troppo lento)(2楽章冒頭)
「ゆっくりと歩くように(でもあまり遅くしすぎないで)」

●semplice
semplice(センプリチェ)は、「素朴に」「飾り気なく」「無邪気に」といった意味。
英語のsimpleと捉えれば分かりやすいかと思います。

●marcato ma piano
「ひとつひとつの音をはっきりと強調して、でも小さく」

●deciso
deciso(デチーゾ)は、「決然と」「思い切って」
英語のdecidedの意味のようなので、そのような感じのようです。

●Un poco meno andante(2楽章C)
andanteは遅いテンポを表しているので、menoがついて意味が逆になって
「今までよりも少し速く」
となります。

●leggiero
leggiero(レッジェーロ)は、「軽く」
調べてみると詳しく書いてあって、「軽く優美に(弓を軽くおさえて、ノン・レガートで)」とのこと。

●sollecitato
sollecitato(ソッレチタート)は、「急いで」「急がせながら」

●agitato
agitato(アジタート)は、「激しく」「激動した」「興奮した」

●poco a poco stringendo al... / ...doppio movimento (del Tempo I)(2楽章)
poco a poco stringendo al...「...(210小節目)までだんだん速く」
doppio movimento (del Tempo I)「Tempo Iの2倍の速さで」

●Luft
Luftは、ブレスです。
Lufthansaという航空会社もありますが、ドイツ語で空気(英語でいうところのair)にあたる言葉になります。

●Allegro Moderato
アレグロとモデラートの中間くらいの速さということで「ほどよく速く」と訳されているようです。

●subito
subito(スービト)は、「すぐに」。
僕もよく間違えちゃうのですが、アクセントが注意で、後ろから2音節目ルールの例外です。スービト。スビートではありません。

●rinforzando
rinforzando(リンフォルツァンド)は、sforzandoと同じで「その音を急に強く」

●Quasi una Fantasia(4楽章)
「幻想曲風に」ということのようなのですが、何を隠そうシベリウスは、ベルリオーズの幻想交響曲を聞いて感銘を受けた後に、第1番を作曲したとのこと。その影響か。

●appassionato
appassionato(アパッシオナート)は、「熱情的に」「感情豊かに」
passionという言葉から想像できますね。

●risoluto
risoluto(リゾルート)は、「きっぱりと」「決然と」
英語のdeterminedにあたるようで、そういうことなのでしょう。

●posato
posato(ポザート)は、「落ち着いて」

●assai
assai(アッサイ)は、「十分に」
例)4楽章163小節目 Andante assai「十分にゆっくりと歩くように」

●affettuoso(4楽章Hメロディー)
affettuoso(アッフェットゥオーソ)は、「やさしく」「愛情をこめて」
曲によってはテンポルバートになることもあるようです。

●Con Amore! e supplichevole
Con Amore!(コン・アモーレ)は、「With Love!」
e supplichevole(エ・スップリケヴォーレ)は、「そして、すがるように」
英語でimplore「すがる」らしいのですが僕はこの単語分かりませんでした。ジーニアスで星1つ単語。ひとつ賢くなりました。

●maestoso
maestoso(マエストーソ)は「荘厳に」

●con suono pieno
conはwith、suonoは音、pienoは豊かな
というわけで「豊かな音で」

●Allegro molto come prima(4楽章K)
「最初のようにとても速く」

●Sehr leise
久しぶりにドイツ語です。「ゼア・ライゼ」と呼んで「非常に(sehr)柔らかく(leise)」

●breit gestrichen
またドイツ語です。
breit(ブライト)は弦楽器にたまに出てきていますが、弓を広く使って、という意味。
gestrichen(ゲシュトリッヒェン)はドイツ語辞書などでないと載っていないと思いますが、「ふちまで(すりきり)いっぱいの」という意味だそうです。
strichen(動詞)の過去分詞形なのですが、strichenは、ペンキ塗ったり、バターをパンに塗ったり、物をこすったりさすったりなでたり、というようなときに使う単語なので、そういうような感じをイメージすれば意味は理解しやすいかと思います。


以上です。

如何だったでしょうか。
僕自身は、分からない単語がある度に調べてはいたのですが、この記事を書くにあたって今一度いろいろ調べてみたりして、新しい発見があったり、より深く分かったりと、勉強になりました。
皆さんもぜひ、自力で調べてみることをお薦めします!

この記事にミスなど発見されましたら、学指揮Sまでご一報下さい。

それでは、練習のほうも頑張りましょう!
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参考になる曲 [定期演奏会]

お久しぶりです、学指揮Sです。

団員の方はメーリングリストでもこのあと連絡されると思いますが、尾崎先生曰く、今回演奏する曲に取り組むにあたって、以下の曲をぜひ聞いてほしいとのことです。
今回演奏するそれぞれの曲について、作曲家のいろいろを知るには聞くのが一番!
百聞は一見に如かず!

以下のYouTubeリンクは僕が選んだものなので、皆さんもお好みの演奏をぜひ探してみて下さい!

Sibelius: Violin Concerto in D minor, Op.47
諏訪内晶子さんの演奏です。
http://www.youtube.com/watch?v=3w7Mzcnk9Zg

Sibelius: Symphony No. 5 in E flat major, Op.82
古い録音ですが、ヘルベルト・フォン・カラヤン/フィルハーモニア管弦楽団の演奏です。
http://www.youtube.com/watch?v=J_jpWdkPGI4
http://www.youtube.com/watch?v=5jjTRct3odg
http://www.youtube.com/watch?v=WQBEY9uaW6E
http://www.youtube.com/watch?v=pyxyiWL0HJ4

Sibelius: Symphony No. 7 in C major, Op.105
レナード・バーンスタイン/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏です。
http://www.youtube.com/watch?v=JdWa3YwAs5M
http://www.youtube.com/watch?v=sgXCIlktGsY

Borodin: Polovetsian Dances(だったん人の踊り)
まぁこれはたくさん録音があるのでお好みでお聞き下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=YfHPHLmP5Bs

Mussorgsky: Pictures at an Exhibition(展覧会の絵)
ホロヴィッツの演奏です。Part 2以降が見つからないのが残念・・。
http://www.youtube.com/watch?v=DqOBQaaVIns&feature=related

シベリウス交響曲1・2・5・7番(バーンスタイン/ウィーンフィル)と展覧会の絵(ホロヴィッツ)はCDを持っているのでCDで聞きたい方はお声掛け下さい〜。
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冬合宿! [定期演奏会]

こんにちは!!学指揮Mです。。
かなり更新が滞ってしまい、申し訳ありませんm(_ _)m
これからまた頑張っていきます!

さて、2月24日~27日は毎年恒例の冬合宿でした!
3泊4日みっちり練習できて、また、じっくりとトレをしてもらったりと、とても有意義な時間だったのではないでしょうか?
という訳で、簡単に合宿での練習のまとめというか、振り返りをしてみようかと思います(^^♪

●楽器を鳴らす・響かせる●

まずはなんといってもこれですね!
強い音だろうが弱い音だろうがまずは楽器をきちんと鳴らし、響かせましょう。
そのためには、もちろん楽器ごとにいろいろ技術も必要ですが、常にそういう意識やイメージを持つことが大切です。
いくら楽譜が難しくても、このことがまずおろそかにならないようにして行きましょう!!


●フレーズを捉えて表現する●

当たり前のことのように見えて意外とできてなかったのがこれじゃないかなあと思います。
特に、”表現する”というのはなかなか難しいですね。
あるフレーズを把握したとして、それを表現しようと思うだけではなく、それに必要な弓使いや息づかいをきちんとコントロールしなければなりません。
また、どのパート(楽器)がメロディーを演奏していて、どのパート(楽器)が伴奏なのかということも把握していなければなりませんし、メロディーと伴奏がどういう風にアンサンブルするのかということも考えなければなりません。
さらに、ボロ3などに多いですが、違う楽器から違う楽器へと受け渡すときにスムーズにできるようにするにはいろいろと工夫が必要です(フレーズの終わりの持っていき方)。
一口にフレーズの把握と言っても、自分が演奏するフレーズの把握、他の楽器が演奏するフレーズの把握、そして全体としてどのようなフレーズを表現しようとしているのかということを考えなければいけないので、なかなか大変ですが、そこがまた音楽の醍醐味といったところなのではないでしょうか?
もちろん、そのために必要な技術的な問題などは、できるだけ早く解決できるように頑張りましょう!


ざっくりまとめてしまえば、この二つを徹底しましょう!ということになりますね!!(かなり大雑把ですが・・・)
でも、本当にこの二つは当たり前のことだけども大切なことだと思います。
意外と忘れがちなので、忘れずに頑張って行きましょう!

曲ごとのことも書こうと思ったのですが、それはまた次の記事で書こうと思います!
では!!

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12/12(月) シベ1(2mov) [定期演奏会]

続けて、先日12日(月)の2mov合奏について。

1,2mov合奏の予定でしたが、出席者の都合で2movを先にやったところなんと2movまでしか進みませんでした!
しかしそれだけ中身の濃い2movです。なかなか厄介。

2mov、なかなかいろいろあるのですが、今回はHとIの真ん中のTempo Iからについてクローズアップ。

合奏で何度も言っているように、2movではしばしば拍子が「四分の六」と「二分の二」が混在します。

主に「メロディー」と「伸ばし」が「二分の二」で、「刻み」が「四分の六」です。

しかし、この部分に限らずいわゆる「二拍三連」なるものは他の楽章にも出てくるのですが、メロディーが「二分の二」とは言え、見た目上は「四分の四」のようなメロディーになっているので、聞こえ上は「四拍三連」のようになっています。ので、今まで二拍三連に慣れていた人も、なかなか苦労するかもしれません。


ここは今後も課題となりそうです。


それでは、今日の合奏は月曜日出来なかった1movと、3movの合奏です。頑張りましょう。
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3,4mov 初合奏 [定期演奏会]

おはようございます!

少し前になりますが、先週水曜日の3,4mov初合奏について。

全体的には、3movはテーマとなっているフレーズがアウフタクトで始まるというのがやはり皆さんネックのようです。
これは皆さんに限らず指揮していてもなかなか難しいものがあります。(笑)
これはしかし慣れ!でしょう。
このノリに慣れられれば、後半のほうの速いパッセージも曲にノリながら演奏することが出来るのではないでしょうか!とポジティブに捉えましょう。

さて、4mov。
4movの冒頭は、1movの冒頭を想起させますね。
4movは特徴的なシンコペーションやアクセントなどがたくさん出てきますので、それらのポイントをまず押えていく必要がありそうです。
そして弦楽器はHなどでまた1movと同様の捉えづらいリズムが出てきます。
ここも押さえるポイントのひとつですね。

という具合に、難しいことは置いておいて、まずはどういうところをポイントに練習していかなければならないかというようなことを意識ながら練習に臨み、今から解決できること(まずは弾けるかどうか、正確なリズムで演奏出来るかどうかなど)は今から取り組みましょう。

12月はもうすぐ練習終わってしまいます。
1月は10日ほどしか練習はありません。
2月は1週間くらい練習したら合宿、
3月はすぐにFSSOの合同練習や指揮トレなども入り、下旬には芸工指揮トレ。

練習するのは、3月でも2月でも年が明けてからでもなく、今!です!なう!

以下、初合奏でやった参考テンポです。
スコアへのメモを見ながら書いていますので多少違うところもあるかもしれません。

3mov
楽章通して付点二分=46程度

4mov
冒頭Andante〜 二分=50
Allegro molto〜 二分=44
Andante assai〜 四分=52
K Allegro molto come prima〜 四分=70
Andante (ma non troppo)〜 四分=56

不明点などありましたらコメント欄や直メなどでご連絡下さいませ。
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